#97prog_ja 68 「人間」を知る

プログラマが知るべき97のこと

ソフトウェア開発のプロジェクトでは、よほど小規模なプロジェクトは別にして、必ず人と人が共に仕事をすることになります。
(中略)
つまり、人は、人とともに、そして人のためにソフトウェアを書くというわけです。

プログラミングにかまけていると人との意思疎通が疎かになる。
良いプログラムを書くことが本質なのではなくて、ユーザのために作ることが本質なのだ。


また、定期的な意思疎通は重要だ。
プログラマやビジネスオーナー、オペレーター、それぞれの頭の中にある「製品の完成形」というのは
異なっている。ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインは次のように書いた。

私たちが互いに話をする際には言語を、私たちの頭の中にある思考や発想、画像などが、そのまま言語に変換されて他人の頭に送られるわけではない。

脳と脳が直結しない限り、人と人の間で認識が同期するなんて不可能だろう。
それを認識して仕事をしなければならない。


このエントリーを読んで行動に落としこむならば、

  • 利害関係者との意思疎通を欠かしてはならない
  • 利害関係者に製品の継続的なフィードバックを欠かしてはならない

ということだ。