#97prog_ja 72 シンプルさは捨てることによって得られる

プログラマが知るべき97のこと

「やり直し、だな…」、Deleteキーを押しながら上司が言いました。私は、毎度のことながらとても沈んだ気持ちで、コンピュータの画面を見つめていました。私の書いたコードが1行、1行きれいに消されていくのを見ていたのです。

上の例はすごく極端で上司と部下の主従関係が明確になっていないと成り立たないだろう。


プログラマは様々な局面で、ソースコードを捨てたり、あるいはプロダクトを捨てなくてはならない時がある。
明らかに無駄な関数や変数が定義されていたら破棄すべきだろう。

だが捨てる勇気を出せるだろうか?
丹精込めて書いたコードが実は不要だった事実を突きつけられた時に廃棄できるだろうか?

おそらくテストコードがあれば捨てる勇気を出せるはずだ。
テストコードがあればある動作の数種類のインプットとアウトプットの動作を保証してくれているはず。
だからテストコードを書こう。