エンジニアのための年末大掃除ハック #vgadvent2012

終業時刻を過ぎるまでは「お疲れ様です」と言わないキャンペーンを社内でひとり実施している@ですこんにちは。
Voyage Group Advent Calendarで4日目を担当します。


今年も大掃除の季節がやって参りました


師走ですね。昔、師走の語源は「坊さんが走り回るほど忙しいから師走というのだ」と習った記憶があります。先日「師走 語源」で検索したら実は語源には諸説あるそうですね(みんな大好きwikipediaから)。

さて、世のエンジニアの師走はどのようなものでしょうか。走り回っているのでしょうか。あるエンジニアは年始に大きなメンテナンスを控え関係部署への調整のため本当に走り回っているかもしれませんね。あるエンジニアは年末にリリースしなければならない大きな案件に奔走し、またあるエンジニアは年末に退職を控え今まで携わってきたプロダクトのドキュメントをまとめているかもしれません。

いろいろな師走の過ごし方があると思いますが、まあとりあえずサーバに残されたゴミファイルや誰も覚えていないようなIssueなどすっきり掃除して新年を向かえましょう。


無駄なバッチ処理を止める


サービス提供がとうの昔に終わっているにも関わらずなぜかバッチが登録されたままであるというのは経験があるのではないでしょうか。私はありまくりです。「12月だし見なおそうか。」とチームに一声かけてみんなで/etc/crontabを眺めてみましょう(最近だとJenkinsの人たちもいるかもしれません)。
昨日我々のチームはcrontabの見直しをして5行ほど削除しました。問題が発生しなければ該当の実行ファイルはSCMの対象からも外します。


ホームディレクトリ内の無駄なファイルを消す


私はよくhoge.phpとかa.sqlという一瞬だけ使うファイルを作っては放置したりローカルPCで生成した巨大なcsvファイルを転送してそのまま、、、みたいなことをよくしてしまうのですがこれを機に掃除します。


共用開発機のコミット漏れチェック&SCMとプロダクション環境との差分チェック


最近はVMなど立てて個人開発環境使って開発するものだと個人的には思っていますがやむを得ない事情で共用開発機を使っている方はコミット漏れが無いかどうかチェックしておくべきでしょう。
SCMとプロダクション環境に差分あったら消すなり、ignoreに加えるなりバージョン管理の対象とするなりしましょう。


最終出社日のサーバのゴミ掃除は避ける


最終出社日に掃除した結果、正規のプロダクトに影響を与えたらシャレにならないので以上に挙げたことは遅くとも12月3週目ぐらいには終わらせておいたほうが無難だと思います。


古いIssueのクローズ


ある程度時間が経過してしまったIssueはあまり重要ではないということです。多分クローズして問題無いです。不安なら関係者に相談しましょう。


絶対に不要であると確信のあるドキュメントを消す


「絶対に不要」と思えるドキュメントは消していいでしょう。古い情報があると検索しにくいのと後任者が惑わされるので引継コストが高いです。もし、削除するのに迷ったら削除候補のフォルダを作って放り込むか削除候補のタグを貼っておきましょう。余力があるなら書き直してもよいと思います。


緊急時の連絡先の棚卸と障害発生時の対処方法共有


休みに入る前に緊急時の連絡先の共有と障害時の連絡手順方法について関係各所ですり合わせておきましょう。携帯電話番号、プライベートのメールアドレス、IMのIDあたりをチーム全員に共有しておけばいつでも連絡を付けられると思います。年末年始に長期で海外に旅行をする場合は対応が難しいと思うので自分の責任範囲を別の人に引き継いでおいたほうがいいでしょう。


最後に


忙しい方もそうでない方も今のうちに「年末だし大掃除しようぜ!」とチームにひと声かけ、1つでも多く無駄を排除すると2013年のスタートはスムーズになるのではないかなと思います。

明日は@さんがお届けします!